今日の仕事は楽しみですか?さて、あなたは・・・
- cancancanda
- 2021年10月9日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年10月12日
10月4日月曜日、品川駅のデジタル看板に掲げられた「今日の仕事は楽しみですか?」というコピーが朝の通勤ラッシュの会社員には刺激的だったようだ。上から目線だ、サラリーマンをバカにしているなど、およそ8割の人が批判的に捉えて広告主は謝罪コメントを発する事態になった。実はその広告には後段があって「毎日楽しく仕事ができればこの社会はもっと良くなるはずだ」と続くそうなので、どちらかというと社会変革を唱える前向きなメッセージだったはずなのであるが・・・。
確かに、朝から、月曜日から、下期の始まりから、意味ありげな言葉にハッとさせられたら誰でも気持ちが萎える。せめて「明日の仕事は楽しみですか?」と、夕方の、週末の、期の半ばあたりに見せられたら、少しは前向きに捉えられたのかもしれない。
「今日の、明日の仕事は楽しみですか?」をセルフコントロール、アンガーマネジメント、組織モチベーションなどマネジメントの一環としてとらえると、まさにVUCAの時代の象徴のような意味合いになってくる。現代社会では週の大半は仕事をしているのだから楽しくできるに越したことはないし、部下が日々ストレスなく働けているかマネジメント側のあなたは見守っているに違いない。そもそもエグゼクティブのあなたは、1時間前に出社して近くのカフェでコーヒーを飲みながら、1日の激務に備えてリラックスしているだろうし、ウィークリーの進捗確認や半期の目標管理を当たり前のように行っているはずである。働かされているよりはマシかもしれないが、とびきり楽しそうとも言えない。
日本はいつからこんなことになってしまったのだろう。日本の失われた20年と言われて久しいが、みんな目の前の目標をクリアすることに疲れ果ててしまっている。時代の変わり目にあって、今こそ30年先の自分と会社の姿をイメージして「今日の仕事は楽しみですか?」の問いに、自分も部下も「楽しみで仕方ない」と即答できるような会社にしたいものである。人生100年コーチングで100年企業を一緒に描いてみませんか。






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