top of page

人生の目標を持たずして、会社の未来はない?!

先日福岡に出張した際に従業員200名ほどの創業70年企業の経営企画系担当の方と話す機会があった。30〜40代の中堅社員対象に「会社の将来はどうあるべきか?」「自分自身の生活はどうありたいか」と30年後の会社と個人の目標をヒアリングしたところ、ほとんどの社員が具体的な目標を持っておらず、中には「早く答えを言ってください、私はその指示・目標通りに働きます」と、その担当者に答えを求めてきたそうである。「会社が存続していなければ自分の将来も危ういものになってしまうのに・・・」と経営企画担当幹部は嘆く。

人と組織の在り方が変化し、コロナによって新しい会社と従業員の関係性を再構築することが急務になっている。終身雇用を前提に人事施策を継続してきた企業側と高校・大学を卒業して就職することが一種のゴールとなってきた今までの社会構造の中で、目標を持てていない人は恐ろしいほど多いというのが実感である。もちろん会社の経営方針や人事戦略は社長以下経営幹部が考え実践する専権事項ではある。しかしながらこの会社のように将来の幹部候補たる従業員にヒアリングしたうえで中長期の戦略に反映していく必要が出てきている。しかしながら、当の従業員側に売上や生産管理目標を設定することはできても中長期的視点に立ち、将来の成長を支えるような目標を立てる力がないのである。このような状況ではVUCAの時代に現場から将来の成長のヒントを掴み経営方針に反映させることは容易ではない。

変化が本格化する世界に手本や見本はない!「実績」という名の呪縛から解放され、会社に所属する全員で自ら考え自ら行動していく組織こそが、これからの時代を生き抜きイノベーションを起こす礎となるとキャンドアでは考えています。そのためには、まず自らの人生の目標をスタッフから経営層まで明確にしたうえで、その目標を実現する場所の1つが会社であるという意識を全員で共有することから次の時代に向けた100年企業づくりが始まるのではないでしょうか。

キャンドアでは、個人の人生の目標と新しい時代の会社の在り方がシンクロしていけるような組織づくりを考えるお手伝いをします。お気軽にお問い合わせください。

次回は、個人と組織のコミュニケーションについてお届けする予定です。

ree

 
 
 

コメント


bottom of page