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コーチングとコンサルティングの狭間

エグゼクティブの皆さんにとってコンサルとはどんなものでしょう?

先日、フードコンサルタントの友人に前から気になっていた「実を言うと・・・」という口癖について進言した。『「実を言うと・・・」は、相手(クライアント)が正しいかを試しているようで上から目線だよね、しかも後から答えを言うわけだから少しズルい感じもする』。友人曰く『30年前のコンサルはクライアントへの答えを焦らしつつ、最後の最後で「〇〇すべき」と不安を煽るように解決策に導くのが基本テクニックだったからね、「実を言うと」はその名残で気を付けないとね』と自戒を込めて言う。現在のコンサルティングと比較すると甚だ無責任な話である。

例えば、商品やサービスを企画・開発する戦略コンサルのプロセスでは、①顧客ベネフィットの追求②マーケティング戦略の策定③社内プロジェクト化④予算策定⑤生産・物流など周辺環境の調整⑥社内外への周知(宣伝・広報)⑦販売・アフターフォローと進んでいく。現代のコンサルティングは、ここ10-15年の間に上記③~⑦のプロセス後半部分での品質アップを提案し、結果にコミットするまでを担うようになってきた。高騰するコンサル料に対してクライアントの要求がシビアに変化してきた証であろう。その結果、③~⑦のプロセスに対応できるスキルは大企業を中心にかなり育ってきたという。一方でその歪として目の前の目標数字クリアの繰り返しによってメンタル不調を引き起こしたり働く意義そのものが問われ始めてもいる。特に中小企業では①ビジネスの芽を見つけ出す現場力②中長期の戦略力③アイデアを形にする創造力が失われつつある。時代の変わり目にある今、それらのエグゼクティブスキルは必須である。

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