コーチという存在
- cancancanda
- 2022年3月15日
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北京オリパラが終わった。注目された羽生選手は、コロナ禍で拠点のカナダに渡ることを断念、コーチ不在のまま大会に臨んだが4位に終わった。周辺記事を読むと、日本で黙々と4回転アクセルの練習に励む姿は痛々しいほどだったという。それでも羽生選手がここまで闘い、耐えられたのは、羽生選手しか到達できない高い目標と強靭な体力・意志があったからに他ならない。トップアスリートは専属コーチがいることが普通であり、今回の羽生選手の決断は4位という結果以上の価値があると言っていい。
さて、スポーツの世界では当たり前のコーチや監督の存在。アスリートとコーチの関係も昔と比べると明らかに変化してきている。女子フィギュア・ワリエワ選手のトゥトベリーゼコーチが話題となったが、ドーピング疑惑は別として、昔ながらの激しい叱咤でヤル気を引き出すのは今や少数派であろう。なぜならコーチは選手の背中を見ながら選手の横を伴走するのが最大の役割だからである。
トップアスリートといえども自分の選択が本当に正しいのか常に悩み暗中模索しているという。コーチはそんなアスリートに寄り添い、アスリートが定めた目標に最短で到達できるように寄り添う。実は仕事や人生でも同じことが言えるのではないか?私がコーチを目指したきっかけである。会社の方針、上司の考え、、、サラリーマンたる者組織の命令にそうそう抗せるはずもない。しかしながらそれだけで良いのだろうか。自分の考えを黙したまま会社の方針に沿っているだけで良いのだろうか。世の中に正しい道は1つではない、あなたの道も正しいのである。大いに皮肉を込めて言えば戦争ですら正当化されてしまう危うい世界に私たちはいるのである。正解がないと言われる現代だからこそ、自分の生涯をかけて追いかけられる意思・思い・熱を誰もが持ち、そこに向かって伴走する「あなたのコーチ」の存在。
キャンドアは、組織と自分の間で揺れ動くあなたに伴走します。お気軽にお問合せください。さいごに、パラリンピックでウクライナ勢がノルディックやバイアスロンなどで驚異的な強さを発揮した。選手の中には、自宅が爆撃で全壊の惨劇に見舞われたり、夫が前線へ派遣される中でメダルを手にした選手もいた。ウクライナ選手たちの強靭な精神力に敬意を表して今回のブログを終わろうと思います。次回は「人生=仕事の目標について」お届けする予定です。






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