キャスターからメンターへ。行動の人、村尾信尚さん
- cancancanda
- 2021年6月15日
- 読了時間: 2分
先日、会員になっている「人生100年社会デザイン財団」http://www.100design.or.jp/ が主催するデザインフォーラムのビデオ収録見学があり、会場の八芳園にお邪魔してきた。ゲストスピーカーは、2018年まで日本テレビのNEWS ZEROでキャスターを務めていた村尾信尚氏。独特のゆっくりとした言い回しで語る村尾さんのコメントは、どこか芯を突いていて最後にスッキリした気持ちにさせてくれたのを覚えている。そして、今回の講演でその村尾さんへの感覚が確信となった気がする。なぜならキャスターになる前、「未来は過去の延長線上にはない」という強い思いを胸に、当時接待スキャンダルに揺れていた大蔵省を自ら辞し、三重県知事選に立候補した行動の人だったからである。どうりで一つ一つのコトバに説得力がにじみ出るはずである。村尾さんの演題は「100年社会を作る市民のちから」。次の時代の100年社会を作るには、①政府の在り方、②市民とメディア、③高齢者=メンターであれ、という3つの要素が必要不可欠だと提言する。フォーラム後半の、牧野代表理事(東京大学教授)との対談では、自分の人生100年の後半戦は③のメンターとしての役割とともに、若者とメンターとの出会いの場を創出したいと65歳の村尾さんは語る。
ところで、そもそもメンターとは?メンター、コーチ、ティーチャー、インストラクター・・・どれも似たような・・・特にメンターとコーチは混同されがちだが、メンターは扱う範囲がコーチより広く、より多くの経験や深い知識などが備わっている経験豊富な人を指す。いわば「人生の本質」を知る存在である。メンターと言うにはほど遠いが、私もサラリーマンを退職してコーチ・コンサル業の傍ら、改めて勉強のし直しの真っ最中。最近は、民主主義、社会主義、資本主義、共産主義など「そもそも〇〇主義とは?」をおさらい中である。
実は、時代の変わり目というのは、ものごとの本質を問う機運が高まる時期なのだそうだ。
人生100年時代、「そもそも=本質」を追求して、新たな時代の仕事と人生を私と一緒に考えてみませんか。
なお、村尾さんの講演の配信は7月予定。人生100年社会デザイン財団のHPでは、バックナンバーも公開されているので是非ご覧ください。






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